%完璧なケータイ小説%


   ***   


「やっぱりだめか~」


「醍集院先生は、

アンチケータイ小説派だからなぁ」


「でもなぁ。

ケータイ小説が市民権を得て、

小説家の中にも、

ケータイ小説を執筆している作家は多いだろ?」  


「まぁ、紙の本が売れなくなってるからな。

最近は、ケータイ小説を連載して、

配信料を取るのが一般的になってきてるし」


「今回の作品は、

先生が見てもイケルと思ったんだけどなぁ」


「仕方ないよ。

先生は、横書き、って時点で、

すでにアウトなんだから」


「まあ、そうか」

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