%完璧なケータイ小説%


   ***   


「だめだ。

取材NGだとよ」


「くそぉ~。

もっとねばるんだ。

絶対世間に受けるぞ。


なんとしても、

あの、ケータイ小説嫌いの先生が、

ケータイ小説を認める瞬間を、

ウチがおさえるんだ!」


「そうだな!

そうなれば、

うちの広告収入も一気に上がるかもしれないな」


「あぁ!

よし、親の攻略は難しい。

将を射んと欲すればまず馬を射よ、だ。

娘の方からアプローチしてみよう!」


「よし、わかった!」






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