%完璧なケータイ小説%
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「だめだ。
取材NGだとよ」
「くそぉ~。
もっとねばるんだ。
絶対世間に受けるぞ。
なんとしても、
あの、ケータイ小説嫌いの先生が、
ケータイ小説を認める瞬間を、
ウチがおさえるんだ!」
「そうだな!
そうなれば、
うちの広告収入も一気に上がるかもしれないな」
「あぁ!
よし、親の攻略は難しい。
将を射んと欲すればまず馬を射よ、だ。
娘の方からアプローチしてみよう!」
「よし、わかった!」