%完璧なケータイ小説%
「俺んちへ来い。
ちゃんとしたものを食わせてやる!」
「え?で、でも」
「いいから来い!
俺が、お前を守ってやるから!」
躊躇する彼女の言葉をさえぎって出た自分自身の言葉に、
俺は顔が赤くなるのを感じた。
「ケ、ケン・・・」
俺の気持ちがばれてしまっただろう。
そりゃあそうだ。こんなストレートに告白してしまったのでは。
マリアンヌは上目遣いに俺を見上げて、いいの?と聞いてきた。
「あ、当たり前だろ!」
はにかむ彼女は抜群に可愛い。
まるで俺を誘っているかのようだ。
なんとしてもマリアンヌを守ってやらねば。
俺はどきどきと高鳴るばかりの胸の鼓動を感じながら、
蒼い空を見上げてそう誓った。