%完璧なケータイ小説%

まず一つ。

相手とは真剣に向き合うこと。

ガキだからとなめてかかると、連中は俺の事を“先生”だとは思わない。

ただの遊び相手だと思われるか、

ひどいときには、“友達”にすらなれない。

それには相手の話をよく聞く事が重要だ。

適当に受け流すのではなく、相手がいいたい事をきちんと消化しなくてはならない。


そして二つ目。

俺の都合だけで振り回さないこと。

例えば、決めた規則は必ず俺も守り、

俺だけはやってもいいとか、俺の機嫌で変更したりしない。

それをやってしまうと、完全に連中の信頼を失うのだ。


言葉にすれば簡単だが、これが実行するとなるとなかなか難しい。

俺も一つ歳を取ったから今度は大丈夫だと思っていても、

相手にする子どもも一つ歳を取るからだ。


どうせわかっていないだろうと適当な生返事をしたり、一貫性の無い事を口にすると、

かなり鋭い突込みを受ける羽目になる。

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