%完璧なケータイ小説%

夏の間中、俺の生徒たちと真摯に向き合い、

俺はなんとか彼らの信頼をものにした。

課題である歌と踊りを完成させ、

見学に来た大人たちを充分満足させて見せた。


「いや~。すばらしい!

君は最高だ。よくあの腕白な園児たちにそろって歌を歌わせたね」


「いや、ちょっと苦労しましたけど、なんとか」


「見事だったよ。来年はいよいよ一年生の指導だね。

でも、君なら心配ない。頑張ってくれ!」


「はい。ありがとうございます!」


俺は、優秀との成績評定をもらい、夏休みの宿題を終えた。




< 384 / 438 >

この作品をシェア

pagetop