%完璧なケータイ小説%

私は、NPOを設立し、

完璧な社会を目指すことに専念した。

妻には離婚され、子どもたちは離れていったが、

私はあきらめなかった。


いつかきっとわかってくれるはずだ。

そう信じていたから。


できることからこつこつと。

そう思い、まずは道端のゴミ拾いから始めた。


最初は小さな種だった。

毎日毎日、撒き続け、

荒れ野が田畑に変わるよう祈りながら、

雨の日も風の日も、休むことなく努力し続けた。

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