制服姫~サブストーリー集~
ベッドから起き上がり、私は教室へ向かった。

所詮私は無個性な道化師。
道化師は道化師らしく、みんなの前では仮面をかぶるの。

「大井さん」と言う、不気味で地味で、みんなの敵役の仮面をかぶる。

私は教室の扉を開けた。
教室に戻った私を見る人は、誰一人としていなかった。

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