制服姫~サブストーリー集~
咲希は紘子の話を聞いて、すごく悲しそうだったが、ふと何か思い出したように、颯大の方へ向き直った。

「颯大さあ、同じクラスだったんでしょ?なんで助けなかったの?」

颯大はやばい、と言わんばかりの微妙な表情で、紘子を見つめた。

紘子は相変わらず無表情。それが更に颯大に追い討ちをかけたんだろう。

「いや、あの時は…ほら、みんな責めてたし…。」

「最低ね、みんなが責めてたらあんたも責めるの?見損なったわ、颯大!」

「いや、姫!俺は責めてないから!なっ、大見さん!」
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