天然女×一途男



セットのところに立って、カメラマンにいろいろポージングを教えてもらいながら笑っている楓華を見て、やめろなんて絶対言えない。


覚悟を決めて、宮内さんに電話をした


「あっ、宮内さんですか?
俺…早いとこデビューしたいんですけど」


「分かった。じゃあ明日また今日いたとこに来てくれる?」


『はい!!』


「じゃあよろしくね」


電話を切った後、ガッツポーズをした


「ねぇ、君」


振り返ると、楓華のカメラマンが居た


「え……はい?」


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