天然女×一途男
「週刊誌?」
頷いて、続けた。
『あたしの軽はずみな行動で、何もなかったのに誰も信じてもらえないし、金屋さんを侮辱する事も言われた‥‥。
でも、悪いのは自分だから何も言えないし‥悔しい』
しばらく沈黙が続いた。
すると、聖夜が正面からあたしの横に移動してきた。
あたしの頭を聖夜の肩に置いて、優しくポンポン‥と撫でてくれた。
「お前は自分の事責めすぎだ。
確かに世間は叩いてくるかもしれない。
だけど、本当の事を知ってもらうのはやっぱり難しいから、一人でもお前らは何もなかったって分かってくれる奴がいればそれでいいんじゃねぇの?」