天然女×一途男
「…そうか」
『うん、それとね…』
「楓華ちゃーん!」
『あっ‥はぁい!』
楓華は何かを言いかけたが、監督に呼ばれて行ってしまった。
梨花が‥‥そうか。
あいつはやっぱり大人だよな。
「知ってる?
十人だってさ」
!!!
耳元でいきなり声がして驚いて横を見ると、葛城がニヤっとした顔で俺を見ていた。
「な‥何がだよ?」
葛城は楽しそうに俺を見て、楓華を指指した。
「俺が知ってる限りの今、楓華ちゃんを狙ってる芸能人の数。」