天然女×一途男
「うん。最近忙しいらしくて家にはいないのよ」
『えっ、じゃあママ一人なの~?』
あたしは一人っ子だから、パパいなかったら…
「そうよ。でも、楓華がテレビ出てるの観たりしてるから、寂しくないわよ。」
そう言って優しくあたしに笑った。
『…ママぁ………』
「それに、たまに聖夜君も遊びに来てくれてるしね」
『えっ?』
聖夜が…?
「前、たまたま藍沢さんママがおすそ分けくれた時、聖夜君が持ってきてくれたんだけど、私が一人って事を心配してくれてね。
気使ってたまに来てくれては一緒に楓華のテレビ観たりしてくれてるのよ。
忙しいはずなのにね‥‥」