天然女×一途男



『…どういう事~?』


「恋をするのは簡単よ。
素敵だな、かっこいいな、優しいな。
でも、誰かを愛するのは難しい。
それが、この人がいないとあたしはダメだと思えた瞬間じゃないかしら?」


『…う~ん。
あたしね、聖夜にも金屋さんにも相談しちゃう。
二人ともいて欲しい存在なの。』


「そうなの…。
でもそれは自分にしか分からないから、ママはアドバイスあまり出来ないわ。」


『うん…』


ママはあたしのホッペを摘まんでにっこり笑った。


「ママの子だから大丈夫」


< 159 / 212 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop