天然女×一途男
――――――…
「…そう。
いいんじゃないの?
聖夜君なら有言実行してくれそうだし?
頑張ってきなさいよ」
金屋さんと別れた後、俺は梨花を呼び出して、あの自販機であの話しをした。
意外と梨花はさっぱりしていて、初めて会った時のような口調で応援してくれた。
「意外。
無理に決まってる!とか言われると思ってた。」
「聖夜君と深く関わって分かったの。
聖夜君は口だけじゃないって。
でもハリウッドに興味あったとは驚いたわ。
楓華ちゃんに引っついて俳優やってるだけだと思ってたから」