天然女×一途男



『え?
…ありがとう~』


驚いて、上手く言葉が出なかったけど、凄く嬉しかった……


「楓華さん、頑張ってください」


涙が出そうになるくらい嬉しくて、あたしはその新しいモデルさんに抱きついた。


その子は百合ちゃんっていって、いつも一緒にいるようになった。


金屋さんにその話しをすると、優しく笑って良かったな、と頭を撫でてくれた。


なんだか、金屋さんは聖夜が居なくなってから沢山電話や会いに来てくれるようになった。


スキャンダルになったら大変だからいいって言っても、絶対止めない。
だけど、寂しいあたしには嬉しかった。


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