天然女×一途男



「あたしだって、楓華ちゃんとあたしなんか正反対じゃないって思ったけど、剛が訳分からないバカ女に捕まるんじゃなくて、こんないい子選んで良かったって思ったわよ。」


…………梨花さん…っ!


「お互い、若かったな」


そう言って二人はすっきりした顔で笑ってた。


…あたし場違いだけど、こんな二人を見れて良かったって思った。


ねぇ、聖夜?
聖夜は全部知ってたのかな?
きっと知ってるよね。


『さぁ!飲みましょ~』


「楓華ちゃんが仕切ってる(笑)」


「てゆうか、それジュースじゃない。
何かっこつけてるの?」


梨花さんの突っ込みはスルーして(笑)この日は素敵な日になった。


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