天然女×一途男
「ふっ、俺が先だよ」
目を閉じて、楓華の顔を思い出す。
きっと今は、少し拗ねているんだろうな。
“‥‥聖夜は‥‥ブロンドヘアの美女に興味ないの?”
「………はっ?」
なんだ急に??
“…なんか、そっちには綺麗な人沢山いるじゃん?
だから、あたしに待っててって言ったけど、そっちで好きな人出来るかもじゃん?”
「出来ねぇよ。
お前俺の事怒らせたいの?
アメリカ人でも世界一の美女でも俺は絶対好きになんない。
実際好きなんて感情、お前以外に感じた事ねぇから」