天然女×一途男
「楓華も、綺麗になったな。
女らしくなった。」
ドキドキするくらい優しく笑うから、わざと明るく振る舞って部屋に連れて行った。
「お~久しぶりに入るなぁ!
楓華の部屋!」
『だね~なんか変な感じ!』
笑っていると、聖夜はいきなり真剣な顔になった。
「楓華、さっそくだけど、聞いていいか?
三年前の話し。」
…………………。
『あたしね、好きとか分かんないけど‥‥聖夜居なくて本当寂しかった。
金屋さん沢山支えてくれたけど、やっぱり寂しかった。
こんなにダメになっちゃうなんて思わなかった。
好きとか、愛とか全然分かんないけど……。
あたしにとって聖夜は大切で必要な人だよ…!
だから、もうどっこも行かないで!
側にいて欲しい!』