天然女×一途男



「じゃあ、それだけなんで…
ありがとうございました。」


すっきりした俺は楽屋を出ようとした。


「もう行くの?」


七瀬さんを見ると寂しそうにしていた。


「え………いや…」


動揺しながら目を泳がせていると、七瀬さんは、クスッと笑った


「‥本当可愛い。
優しいし、純粋」


は?からかわれた…?


顔が熱くなるのが分かった。


「…っじゃあ、これで…」


七瀬さんの顔を見ずに楽屋を出た。


「くそ…っからかいやがって!」


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