天然女×一途男
楓華side
……………………。
居酒屋に着くと、あたしは聖夜に頼んだ
『聖夜、真ん中に座ってね…っ』
「なんでだよ?」
聖夜は不思議そうにしていたけど、なんでも!と言ってお願いした。
だって…………。
「楓華ちゃん、何がいい?」
カウンターで金屋さんが聞いてきた。
『あたし、お酒飲めないからジュース………』
「はぁぁぁあ!?」
金屋さんの大きな声にびっくりしていると、今度はクスクス笑いだした
「ちょっ…居酒屋来てジュースって……あはははは!
あぁ~~君本当面白い!」
『え?え?』
「金屋さん笑い過ぎですよ~こいつ、食べ物屋ではいつもジュースですよ」
「だってさ…ククッ、あぁ~おかしっ!
しかも楓華ちゃん、ジュースって言葉似合い過ぎ」