天然女×一途男



「大丈夫です?」


衣装さんが声をかけてきたので、慌てて出ると、周りに居た人が一斉に振り返った


…そんなに注目されると…照れるんだけどなっ…


「楓華ちゃん…………」


『は、はい~?』


「あなた、似合い過ぎ!
シャンプー売れる事間違いなしよ!!」


『本当ですかぁ~?』


「本当よ!
さぁ、プロデューサーに見せに行きましょう!」


背中を押されて、スタジオに入ると、皆ニコニコ笑っていたのが、衣装さんの

「前田楓華さん入りま~す」

という声で一気に静かになった


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