天然女×一途男
車に乗せられて、金屋さんに行き先を聞いても全然答えてくれなかった。
あ…この歌、金屋さんも好きなんだ~
かかっているラブソングがあたしも大好きな曲だったので、少し親近感が湧いた。
「着いたよ」
その声に焦った。
やだ!あたし寝てたぁ~!
気が付いたらその曲を聞いているうちに眠ってしまっていた。
『ごめんなさい!あたしぃ……』
「謝る事ないよ。
疲れてたのにごめんね。」
大人だなぁ……
聖夜だったら、きっと文句言うところだよ~
なんて考えながら、車を降りて、金屋さんに付いて行った。