天然女×一途男
金屋さんに驚いた顔で見られた。
『あの……だって、あたしなんかどうでもいいけど、金屋さんが週刊誌に載って噂立てられて嫌な事言われたら…っ』
キョトン、とした顔でジッと顔を見られて、え?と、あたしも小首をかしげた。
「ぷっ…あははは!
本当、楓華ちゃんって面白い!」
突然笑われて、訳が分からないでいると、また抱きしめられた。
「…普通、自分の心配するだろ?
付き合ってる奴じゃなくて告白されただけのどうでもいい男なんか。」
『な…!
どうでも良くないですよ!
あたしをここに連れて来てくれたせいで、撮られちゃって、申し訳ないです。
あの!思いっきり否定してくださって結構なんで…っ』