天然女×一途男



俺は単純に楓華と一緒、それだけで芸能界に入った


あの男、宮内はスカウトマンでまた電話するから!とどこかへ走って行った


嬉しくて、名刺をずっと見ていると、後ろから聖夜~と間抜けな声が聞こえてきた


「楓華!俺さっきスカウトされ………」


勢い良く振り返ると、楓華の横に綺麗な女が立っていた


「………え?」


『あのね、この人あたしの事務所の社長さんの夏辺さん~。
今から撮影なんだけど聖夜帰る~?』


「付いて行く」


即答すると、社長は俺をギロッと見た


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