天然女×一途男
「待てよ、俺意地悪なんか……」
『あたし真剣に相談したのに…聖夜のバカぁっ!』
「い゛っ…………!」
俺の足を思いっきり踏みつけて楓華は走って行った。
なんなんだよ、バカ楓華…!!
鈍感過ぎなんだよ!
イライラしながら外の自販機でコーヒーを買ってため息をついていると、前から七瀬さんが来た。
「…あら?聖夜君」
「こんにちは。
今日は何かの撮影?」
「えぇ、ポスターのね。
聖夜君はこんなところで何してるの?」
「や、ちょっと……」