天然女×一途男
「…そう、あなたの幼なじみさん、今噂になってるわね。
いいの?」
見上げると、綺麗な顔と目が合った。
「何が言いたいんだ?」
「好きなんでしょう?
彼女が」
「…………………」
七瀬さんはフッと笑って、俺の隣に座った。
「大変そうね。
あの子鈍感そうだし、ライバルは格好いいし、あなたは純粋だし、ドラマのようね」
「…………………」
「ねぇ、あたし思うんだけど、あなた楓華ちゃん以外誰も関わった事ないでしょ?
他の人も見てみたらどう?」