好きだから、別れよう。





私はまだ心臓がバクバクしたままで、

うまく動けずに…倒された助手席に寝転んだまま、マサキさんの小指に私の小指を絡ませた。





「アヤ…そーゆう態勢、ヤバい…」



目を逸らしながら言うマサキさん。



ハッと気付いて、急いで上体を起こした。






「もー…マサキさんのエッチ……」





今日まで知らなかった。



マサキさんが、こんなにかわいい人だって。





私……



どんどんマサキさんを好きになっていっちゃうよ。







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