好きだから、別れよう。
「彼氏さんと一緒につけてくれたらと思って」
私の提案に、リカコは勢いよく頷いた。
「うん、絶対つけるよ!」
そして……
「……で?昨日、なにがあったの?」
リカコは頬杖をついて、にっこりしながら私の顔を覗き込んだ。
私は急に心臓がドクンッと高鳴って。
顔が熱くなるのがわかって、それをリカコに気付かれないようにアイスティーに口をつけた。
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