好きだから、別れよう。



リカコは涼しい顔をして、チーズバーガーの包みを開けた。



「…まぁ、あたしはしちゃったけどね」



「えっ!?」



てりやきマックバーガーの包みを開いていた手が止まる。



「な〜に驚いてんの。付き合ってれば当然でしょ?アヤだってそのうちするんだから!」







そ…そっか……。



なんか、リカコ……オトナだなぁ…。



私は…やっぱり、まだ怖いかも……。



したことないし、初めては痛いって言うし。



………恥ずかしいし。










「で?アヤは昨日なにがあったの?」



リカコの鋭い視線で、現実の世界に戻される。








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