好きだから、別れよう。
テーブル席の、奥にマサキさん、そのとなりに私。
私の向かいにリカコ、そのとなりにシンヤさん。
なんか…落ち着かない。
何を話したらいいのか、全然思いつかない。
「とりあえず、食べ物と飲み物頼みましょっか!ドリンクバーつけます?」
こういう場は慣れているのか、リカコが段取りよく仕切る。
リカコ、さすが。
我が親友ながら、尊敬するよ。
全員メニューを決め終えて、店員のお姉さんに注文して、すぐだった。
シンヤさんが、口を開いた。
「俺、マサキさんのこと、どっかで見たことあるんすよね」
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