−桜色の運命−【短】
夜のとばりが外されて……

眩しく清々しい
朝焼けが二人を映しだして

【お花見】

の終わりを告げた。


いつまでも……

なごり惜しむ二人に
春の嵐が吹きつけ……

花吹雪に見送られる様に
誰にも知られない


二人だけの秘密の世界を……

二人だけの桜色の世界を……

二人の愛の世界を旅立った。
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