【企】逆ホワイトデー





『だからそのまんまだって。』

と、俺は適当。


そのまんま以外何があるんだ?



『だからそのまんまがわかんねぇーって言ってんの。』

と、まっちゃは呆れ顔。



ま、仕方ない。

まっちゃのために1から説明しよう。


いや…1も何も1~2までしかないんだけど。



『まず、呼び出す。
これをやるのはまっちゃ…お前だ』


俺はそう言ってニヤッと笑う。

反論してきそうなまっちゃをほおって置いて続ける。



『んで、告白。

以上、逆ホワイトデーでした』



『ちょっと待てーぃ』


やっぱりきた。

まっちゃの反論だ。


ま、予想内だけど。



『まず1つ

なんで俺が美崎を呼び出さないといけないワケ?!』



『いや…それはまあ…な?』


『それともう1つ

お前…告白なんてする度胸あんの?』


まっちゃの言葉は俺の想像以上にイタイところを突いていた。







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