君が居るなら

認めない

キィーーーーー・・・



また屋上で

また夢木




そん時一瞬ドキッとしたのは気のせいだ

気のせいじゃなきゃ

あかん




「またサボっとんのぉ?」



お前もやろって思いながらも

隣に座った




「きのうさぁ、喧嘩隆平君みてた?」

「もち」

「最悪や」

「それはこっちのセリフや」

「え?なんで?」

「あ・いや別に」




少しはっとした

俺も最悪って思ってんのかなぁ

隆平が昨日の夢木を見たことによって

大好き度が増したというか・・・

どうにかして見せなきゃよかったな




「何ボーっとしてんねん!!」



いきなり肩をつかんだかと思えば

俺の体をブンブンゆすった


「あぁーーやめろ!やめろ!」

「ボーっとしてるからやんけぇー!!」



うっさいわって言ってから

周りの景色を見渡した





「もう、みんなにサボってるのバレバレや」

「せやなぁーー」
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