Secret love.
でも仕方ないよ。
好きなんだもん、知りたいって思って当然でしょ?普通は。




「ね、繭!この前さ、柳川先生と親しげに話してたでしょ?知り合いなの??」

知り合い以上の関係なんだよ、実は。

「そんな感じかな?」

「じゃあさ、歳いくつか分かる?」

「あー…そういえば知らないな」

「でしょー!私、噂で聞いたんだけどさ!今年の4月で21歳なんだって〜!意外じゃない?」

「あ、そうなんだ。それは知らなかった」





大変だ。誕プレなんにも用意してないよ。
何にしようかな?


「だから、誕プレ買ってあげない?」

「え?」

「土曜に選ぼうよ!ねっ」

「なんでわざわざそんなことするの??」

「だってさ!カッコイイでしょ?柳川先生!好きじゃないけどあげるんだよ」

「へ〜…。そーなんだ」

「確か、他のクラスの子もあげるとか言ってたよ」




なんだ、いっぱいもらえるんじゃん。
やっぱ、イケメンは特だね特。

じゃあ私があげてもどれが私のか分からなくなるじゃん。
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