Secret love.
強引な告白
多目的室に着くなり、祐真は祐介をこれでもか!っていうくらい使ってた。

「ちょっと!そんなことしてたらしんどいの祐介だけじゃん!先生!」

「いいからお前は資料作りに集中しろ」

「いいじゃん!手伝った後にでも資料作りなんてできるでしょ?」

祐真の気も知らず私は祐介の作業を手伝いにいった。

「祐介、それ重いでしょ?私も半分持つよ」

「あ、マジ?サンキュな助かる」

「なに言ってんのー!友達なんだから当たり前でしょ!」

「……」


<ガタタッ>

振り向けば祐真が資料を片手に多目的室を出て行こうとしていたところだった。

「あ、先「資料作りは終わったから俺は教室に戻る」

私の話しを最後まで聞かないで振り返りもせずに出て行った。

「……変なのーまぁいいや。祐介、早く終わらそ?」

「あ…うん」

着々と進めて行く作業を遮って祐介が問い詰めてきた。

「なに?親しげだったけど上手く行った?」

「……まぁ…///おかげさまで」

「そうか」

「言うの遅れてごめんねー。祐介ならきっと応援「しない。応援なんかしない」

………え…?
どゆうこと…?応援しないって…反対してんの?

「なに言ってんの…祐介が応援してくんなきゃ私…」

「しなくちゃいけないのは分かる…けど悪いけど応援してやれない…」

「なんでよ?一番喜んでくれると思ってたのに…」

「………好きだから」

「…は…?祐介あんたは萌花と付き合ってるんでしょ…?」

< 35 / 95 >

この作品をシェア

pagetop