Secret love.
「どうだった?上手くいった?」

「うん、萌花のおかげでね!」

「よかったぁっ!」

「でさ、土曜のことなんだけど私祐真の誕生日でデートするから行けないんだ。ごめんね」

「ううん!いいよ〜!それより頑張ってよね!」

「ん!ありがと!頑張るよ」

「じゃあ帰ろっか〜」

「そだね」



<ブブブブッ>

「あ、ごめん萌花ちょっと電話が」

「あっ、うん」



「もしもし、祐真?どうしたの?」

『ん〜声が聞きたくなってさ』

「またぁ〜用ないの?」

『えと、もう繭の後ろに車で居るんだけど』

振り向けばビンゴ。
もうすでにそこにいた。

当然萌花も驚いていた。

「二人とも車に乗って」

「「え」」

「早く乗って、送ってくから」

渋々私達は後部座席に座りこんだ。

「佐倉、お前の家どの方向なの?」

「あっはい!この道を真っ直ぐに行って左に曲がってください」

「リョーカイ」

そういうと車を発進させた。
心地よく流れるジャズ。
それに心地いい振動でわたしはうとうとした。
そしてそのまま眠りの中に……
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