Secret love.
気が付いた時にはベッドの上で寝ていた。

「目、覚めたんだ?」

「うん。今ね」

「なんか飲む?」

「うん。何があるの?」

「ビールとお茶だけ」

「じゃあお茶で………ってあー!!!!お父さん!!」

「何!?」

「お父さんに連絡してなかった!!お父さん絶対心配してるよ〜!!」

「それなら大丈夫だから。兄貴が気利かせて連絡してくれたよ。幸い繭のお父さん夜勤らしいからね」

「そ…そっかぁ〜よかったぁ」

胸を撫で下ろす。
のもつかの間。
すでに近くにある祐真の顔。びっくりして飛び上がると私は頭を強く打った。

「いった〜…」

「…ムードが台なしじゃん」

と膨れっ面になる祐真。
小さい子供みたいだなぁ。

「何笑ってんの」

「なんでもない…ン゙ッ!!!?」

突然の激しいキス。
頭の中が真っ白になっていく。

「ンッフ…ゆ…ンンッ///」

苦しー…けど止めてくれなさそうだからなぁ。
てか、眼鏡当たって痛いんだけど…。

「ゆう…まっ眼…ンッ///」

「ハァ…『眼』…何?」

息が乱れた祐真はやけに色っぽくて。

「や…っぱりなんにも…ない…」

「言わなきゃ分かんないって」

デタ…!!ドS祐真。
あぁ、慣れそうにないな〜///

「だから、なんにもないって」

「言ってよ、気になるじゃん。それとも誘ってんの?」

「ばっ!!///誘ってないし!!」

「ププッ…単純」

「うるさいなぁっ!!ロリコン野郎がっ!///」
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