Secret love.
「ププッ」

しまった。思わず笑いが…。

「「なんで笑ってんの?」」
声揃えて言うもんだからより一層笑いが込み上げてきた。

「ぶははははっ!!やっべぇ!バリ面白いんだけど!!お腹痛いしっ!」

腹を抱えて笑う私に二人とも圧倒されてる。
ざまぁみろ!
なんていってたら二人に抱きしめられた。

「「かわい〜…」」

またしても声が重なった。


当然笑う余裕なんてない訳で。

「放してよっ!///」

「兄貴が放せっ」

「祐真が放してよ」

あまりの長い口論に私は参って眠ってしまった。
あぁ、この兄弟疲れるなぁ。

「「あ、寝ちゃった」」















気が付けば朝。
小鳥のさえずりが気持ちいい。
ふと辺りを見渡す。
あれ?祐真居ないじゃん。

「あら、お目覚めかしら?」

ギョッ!!?
みみみみみ、充さん!戻ってるし…。

「あのぅ…祐真は…?」

「祐真なら早朝出勤よ。代わりに私が学校まで送ってあげるわ」

「えっ!?いいんですか!?」

「もちろんよ!」

「ありがとうございます!!」









<ドキッ>
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