Secret love.
充さんが出て行くのを見計らったかのように数名の男子、女子に囲まれた。



「あんた何様のつもり?」

「……」

「おい、何か言えよ」

「……」

「ははっ。黙秘権ってやつっしょ?」

「……」

「なんかムカつくな。お高く止まってんじゃねーよ!!!!!」




<バシンッ!!>


「い………た」


「なに?その目は。まだ飽きないの?」


「……」





痺れを切らした男子が私の髪を引っ張りながら裏庭に向かった。



………仕方ないよ…
自業自得なんだから……





「なぁ?もうヤッたのかよ??」


「………」

「ハッ!また黙秘権かよ。まぁいいか、俺達が今から確かめてやるから」





そういうと私の両手は拘束され、身動きが取れなくなった。








私の体は見る見るうちに醜く哀れになっていく…駄目…。これは罰なんだから…我慢しなくちゃいけない。



「痛い……っ」


「やっと喋りやがった…ど?気持ちいい??」

「気持ち……悪い」



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