Secret love.
繭をこんなにした奴を殺してやりたい。





保健室に着くと俺は繭をベッドに寝かした。

久しぶりに触れた繭の肌は冷たくて…まるで死んだ人のようだった。







数時間経った時繭が目を覚ました。


「繭!!!!」





でも俺は繭に拒絶されてしまった。


差し出した右手は行く宛てもなく空気を掠めて落ちた。


「さ…わらないで…」


そうか…




そうかよ………
もう俺なんて要らないんだな…?
分かった……






<バンッ!!!>




勢いよくドアを開け兄貴が入ってきた。

俺を押し退けて繭を力いっぱい抱きしめてた。
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