〜叶わない秘密の恋〜 先生の笑顔が、スキ…
「仕事では、本当にいろんな事があってね………
それに、家に帰ってもーーー」
急に、ぎゅっときつく抱きしめられて……
「先生、家に…帰るのが…イヤなんだーー
家に帰っても、落ち着けなくて…。
いつからだろ…?
よそよそしくなって、気づけば会話すらなくて……
話し合いしようにも、話し合いにならなくて……
今、思えば…、向こうには相手がいたんだ…すでにーー…」
「俺だって、仕事ばかりできちんと家族の時間が取れてなかったから、悪いんだ。
だから、必死に修復したくて頑張ったんだけど……
『もうムリ…、違う道を進みたい……』ってさーーー……」
すごく辛そうな絞るような声で、こう話したきり…、石山先生は肩を震わせて……黙り込んでしまったんだーーー……