秘密恋愛
「潤?
どうかした?」
『ううん!?
な、なんでもないっ!!』
恥ずかしい・・・。
“お兄ちゃんが綺麗で、見入ってました”
なんてこと言ったら・・・っ、
絶対に言えない・・・。
あぁ・・・
今のあたし顔は、
あの真っ赤な花火よりもずっと、
真っ赤になってるんだろうな・・・。
あたしは照れ隠しに、花火に見入った振りをした
ふと、視線を感じた・・・
その視線は
隣にいる、お兄ちゃんからであった
『どしたの?』
「んや。
潤は、綺麗だなって・・・。」
『は!!?
ななな、なに言ってんの!!?///』
何を急にそんなこと!!?
綺麗って・・・
あたしよりもあなたの方が、よっぽど似合ってますよ?
その言葉。