秘密恋愛







「ほら!!


席に戻りなよ、篠崎くんっ!!」







『――チッ』







軽く舌打ちしてから



俺は渋々席に着く










あぁ・・・



キモチワルイ。





たかが高校の文化祭のホストなのに


本気で媚ってくる女たち。





潤以外に触れられるのが


こんなにも気持ち悪いだなんて・・・。






最低、顔には出していなかったハズだ。




会話は耳に入ってこなくて、


どんなことを話しているのかさえ分からない。



適当に相槌だけを打つ。















< 452 / 531 >

この作品をシェア

pagetop