秘密恋愛
「ごめん・・・」
なぜか潤が謝ってきた
『なんで?』
「怒ってる、から・・・」
『別に、怒ってる訳じゃない』
怒ってるんじゃなくて、
イラついてるんだ――
潤は、申し訳なさそうな顔をしている
・・・ゴメン
そんな顔をさせたかった訳じゃ、ないんだ
こんなこと、したかった訳じゃ、ないんだ
ただ・・・
潤と、文化祭を回りたかっただけで・・・。
ごめんな、潤。
こんなガキな俺で・・・。
俺は、クラスの奴らに
強制連行されて、潤と離れた・・・。