秘密恋愛
「・・・で、
せっかく送り出してあげたのに、
なんにもしないまま帰ってきちゃったってワケ?」
『・・・』
「あ~ぁ!
お馬鹿なしゅんくんですことっ!」
『うるせーよ・・・』
真吾は、馬鹿にしたように
ハァッと深いため息をつく
「舜は頭はいいのに
どうして、こう・・・
うま~くやれないの?」
やれやれ、といった表情で俺を見てきた
「ったく舜は、不器用なんだから~」
『ほっとけ!』
俺は真吾から逃れるように、適当な席へ着く
「きゃー!!
シュンくん///」
「かっこいー!!」
『あはは
ありがとうございます』
ほぼ棒読み状態のセリフを吐く