秘密恋愛
イルミネーション
だんだんと辺りが暗くなり、
夜になるのを知らせる
楽しい時間は、
あっという間に過ぎてしまうもので・・・
そんなことを、
少し寂しく感じていると
「そんな顔してどしたの?」
そんな声が隣から聞こえた
『ううん。
時間が経っちゃうのが、早いなーって・・・』
「そうだな。
どうして、楽しい時間は、
こう、早く感じちゃうんだろーな・・・?」
そう言って、あたしと同じように
少し寂しさを感じられる
笑顔をみせたお兄ちゃん
『うん・・・』
「まぁでもっ!!
時間はまだいっぱいあるんだし!
イヴを、楽しまなきゃなっ!!」
そう言って、
極上の笑顔を見せてくれたお兄ちゃん
『・・・うんっ!!』
あたしもつられて笑顔になる