秘密恋愛
クリスマスの夜に
『ただ、いま・・・?』
真っ暗な部屋に
小さく帰りを告げる
「もう寝ちゃったかな?」
『そうかもね・・・』
まぁ、それはそうだ
今は11時
お母さんたちは、寝るのが早いから
この時間は大抵寝ている
あたしたちは
2人を起こさないように
静かに階段を上る
「じゃあ、
風呂入ってくれば?」
『へ?』
「風呂、入んないの?」
『は、入ってくる!』
一瞬、
へへへ変なことを考えてしまった・・・!
その考えを振り払うように
急いで浴室に駆け込む