秘密恋愛
天使は
柔らかい微笑を浮かべる
キレイ――
あまりに美しく、
あまりに幻想的な彼女は
自分の知っている彼女ではないように見えた
もしかしたら
本当に幻なのではないか――
そんな考えまで浮かんできて
少し、怖くなった
触れようとしても
触れることができないような気がして・・・
恐る恐る、
彼女に手を伸ばす
あの、夢のつづきのように――・・・
「んっ・・・」
頬に触れた瞬間、
小さく息を漏らす彼女