秘密恋愛
「じゅん・・・」
あぁ・・・
とうとう、この時が・・・
お兄ちゃんが言いたいことは分かってる
でも、
口にするのが恥ずかしいから
変わりに首に手を回す
一瞬、驚いたような表情をしたが
すぐに微笑み返してくれた
ゆっくりと、お兄ちゃんの顔が降りてきて
キスの雨・・・
何も分からないあたしは
全てをお兄ちゃんに託した
『おにい、・・・ちゃっ、』
「舜って・・・
舜って、呼んでよ・・・?」
『しゅ・・・、
しゅ、ん・・・・』
「もっと」
『しゅ・・ん。
しゅん・・・
しゅん、しゅん・・・っ』