ダメダメ執事×強がりお嬢様





『裕美お嬢様の婚約者です』


と、丁寧に頭を下げてきた。


でも、

婚約者がいたなんて、一度も聞いたたことがなくて




「知らないわよ。婚約者なんて、私には必要ないわ」



「あなたの、なまえすらしらないんですから」



『おや。もう、忘れてしまったんですね』



いきなり、顔が近づいてくる



ドアップされる目の前の顔。

綺麗な顔立ちで・・・
ついつい、みとれてしまった。



そして・・

静かに、耳元でささやいた



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